ホントに大丈夫?思い出の品を捨てると後悔しても二度と戻ってこない

思い出の品を捨てると後悔しないか心配

思い出品を取っておいても、結局・・・

一体、誰のために残しておくの?

家の中って、すぐに散らかってきませんか? 

たまに要らないものを処分して片付けるのですが、すぐに手が止まってしまいます。

「あーこんなの出てきたー」

そう、”思い出の品” です。

しばらくその思い出にひたってしまうのですが「あ、いけない、掃除中だ」と現実に戻ります。

そして、今、手に持っている”思い出の品” を残すか、捨てるか、判断を迫らせるのです。

どうしよう?

自分は要らないと思っても、家族の誰かは大切にしまっておきたいと思っているかも知れない・・・

うーーん、とりあえずキープ。

それが2、3個なら問題ありませんが、掃除していると次から次へと思い出の品が出てきます。捨てる物より残す物のほうが多くなってしまうなんてこともあります。

こんな調子でキープし続けていると全然片付きません。

無くても困らない物も多い

「よーし!掃除するぞ」と意気込んで手に取った物が、もし思い出の品だったら結局捨てずにまた元に戻す。

結果、全然片付かない。たぶんこれが必要になる事は一生無いだろうと思いながらなんとなくキープするのです。

そもそも、家の中をスッキリさせるために掃除しているのにこれじゃぜんぜん変わらない。これからも増え続ける他のモノの収納場所さえ確保できない状況です。

これ以上モノが増えると置く場所が無いから買うのやめようという消極的な思考になります。

そしてとりあえず残した”思い出の品”は、いつだれが処分するんだろう?と心配したりします。

でも、やっぱり捨てて後悔したくない

そうそう、そんなこともあったよね

捨てると後悔しそうな物はどんなものでしょう。思いつくままリストアップしてみました。

  • 子どもの写真、絵
  • 卒業アルバム、卒業証書
  • ランドセル、五月人形、ひな人形
  • プレゼント、お土産、引き出物
  • 子供がくれた”肩たたき券”
  • ブランド品
  • 手紙、年賀状

ちょっと考えただけでもこんなに出てきました。これ一つ一つに思い出が詰まっているんですよね。当時の自分は「こうだったな」とか、「あの人、今は何やってるんだろう」とか考えます。

でも、それはあくまでも「思い出の」を見たから、その思い出がよみがえったのです。

思い出が先で、そのために思い出を探すという順番はほぼありません。

思い出がよみがえるきっかけが無ければ、思い出の品を探すことはまず無いと考えてもいいのです。

でも二度と戻ってこないって不安

探すことが無い思い出の品なら捨てても問題ないと思うかもしれませんが、思い出の品は一点もの。処分したら最後、やっぱり取っておけばよかったと思ってもそれは後の祭り。その希少性が処分する判断を難しくしているのです。

いくらお金を払っても買えないモノ。それを手放すプレッシャーがキツイ。

なぜ、思い出の品を捨てるのが難しいのか、もう少し掘り下げて解説します。

  • 感情的な結びつき: 思い出の品には、特別な出来事や人々との関連があります。その品物を見ることで、過去の良い思い出や感情が鮮やかに蘇ります。そのため、それを捨てることは、その感情的な結びつきを捨てることに近いのです。楽しかった思い出まで捨てるのはもったいないと思うのです。
  • アイデンティティや自己表現の一部として: 特定の品物は、自己のアイデンティティや過去の経験の一部です。それを捨てることは、自分自身の一部を捨てるような感覚になることが有ります。例えば、学生時代に部活で頑張って大会で賞を取った賞状やメダルなどです。そんな過去の栄光を捨ててしまうのは当時のつらかったけど頑張った自分の思い出を捨ててしまうのではという寂しさです。
  • 未来への不安: 過去の品物を手放すことは、将来にまた思い出す楽しみを失うことを意味します。後でそれを振り返りたいと思っても、思い出すきっかけの品が無くなるからです。それがわかっているので捨てることが不安になるのです。
  • 感謝の気持ち: 大好きな人からもらったプレゼントはたとえ自分の趣味じゃなくても、選んでくれた気持ちに価値があると思って大切にしていることもあるでしょう。それを捨てることは、その人の気持ちを捨ててしまうと感じてしまうのです。

これらの理由から、思い出の品を捨てることは、心理的に心苦しいのです。

ただ、思い出の品は残しておくと逆に精神的によくないこともあります。以前付き合っていた人からもらったプレゼントを大切にしまっていても、その人と別れた悲しい過去が思い出されるようであれば、整理することで心の負担が軽減されることもあるでしょう。

存在を忘れるのは無いのと同じ

思い出の品を見れば、いつかまた、思い出話に花が咲くかもしれませんが、その思い出の品を保管していることをいつまでも記憶している人はそうはいません。

大切に保管していても、その存在を忘れてしまうと、思い出の品は保管していないのと同じです。たとえ目に見える場所にあったとしても「視覚的に見えるが無視されている」状態になるのです。

例えば、部屋の中にある物の中で、日常的に使わないものや意識的に注意を払わないものは、存在しているにも関わらず、実質的に所有していないように感じます。ある日、その物が必要とされたり、特定の状況下で重要となったりするまで、その存在に気付かないのです。

実際に捨てても後悔しないモノ

いままで大切だと思って保管していたものを、いざ捨ててみたら意外と後悔しなかった、というのもよく聞く話です。

例えば、

  • 古着や小物類:幼児期によく子供が着ていた服など、過去に愛着を持っていたり、特別な意味を持っていた衣類や小物類でも、成長して着れなくなった服だったり、趣味が変わったりした場合、捨てることでスペースを確保し、気持ちも整理されることがあります。
  • 本や書類:本は捨てづらいと思う人がとても多いです。また読むかもしれないという思いもあるでしょう。でも、ほとんど読み返すことは有りません。もし捨ててしまってもまだ買えるものもあります。また過去の学校や仕事関連の書類や資料で、現在の生活やキャリアには関係のないものは、捨ててしまっても後悔しません。不要なものは捨てることで、スッキリとした環境を作るほうがメリットがあります。
  • 不要な家具や家電:部屋のレイアウトや生活スタイルが変わった場合、これまでよく使っていた家具や家電も、必要無くなることがあります。新しいものを取り入れることで、快適な生活空間を作ることができ、捨てたことを後悔しないケースも多いのです。
  • 古い記念品やお土産:過去の旅行やイベントで手に入れた記念品やお土産は、次第に記憶も薄れます。愛着が無くなると場所を取るだけのぜんぜん役立たないというのが分かります。そのような場合、は買った当時のときめきはもう無いので、捨てることで空きスペースが増え、新しい経験に向かうことができます。

これらの例では、物の価値や意味が変化したり、必要性が失われたりした場合で、捨てても後悔しない例です。捨てることで、収納スペースが増えたり、精神的な負担が減ったり、新しい可能性や経験に向かうことができるメリットを実感することが後悔しないコツともいえます。

収納が無くても、しまっておける場所

収納場所は結構ある

後悔しないだろうと思って勢いで全部捨てるのは、やりすぎです。しまう場所が無いからしょうがないと思うかも知れませんが、そんなときに保管できるスペースをご紹介します。”とりあえずキープ”、もこちらに収納してしまいましょう。

物置 

物置があればそれを効率よく使うのが一番です。上手に使うためには最初の整理が肝心です。物置の整理手順は次の通り。

  1. 整理整頓:まず最初に、物置内の物を整理し、整頓することが重要です。問答無用で処分できる物は残さず処分してしまいましょう。そして似たような物はグループ化して、ラベルを付けるなど、どこに何が有るのかを把握できるようにします。
  2. 段ボール箱や収納ボックスを活用する:ダンボール箱や収納ボックスなどを使ってスペースを最大限に活用しましょう。積み重ねられれば収納力は大幅にアップします。積み重ねても、どの箱に何が入っているのか一目で分かるラベルを貼っておくと、いざ探す時に無駄に箱を開け閉めする手間が無くなります。
  3. 頻度に応じた収納:物置には、頻繁に使用するアイテムと季節ごとに必要なものを分けて収納すると便利です。季節ごとの衣類や装飾品、アウトドア用品などを季節ごとの収納ボックスにまとめて収納することで、使いたいときにすぐに取り出せます。もちろん思い出の品の使用頻度は最低レベルなので、一番取り出しにくいところで十分です。
  4. 壁面を活用する:壁面を有効活用して、フックや棚を取り付けることで、小さなアイテムや道具類を掛けたり置いたりすることができます。どうしても、いびつな形の物や、形崩れしやすい物は壁を利用することで保護する効果もあり、床のスペースも節約できます。

これらの手順を実践することで、物置をより効果的に活用し、思い出の品を保管するスペースを確保することができます。

ベッドの下 

ベッドの下を収納スペースとして活用することは一般的なことです。もし、ベッドの下をまだ有効活用していないのであればぜひ活用しましょう。以下は、ベッド下を収納スペースとして使うための方法です。

  • 収納ボックスや収納コンテナを使う:ベッドの下の空間に収納ボックスや収納コンテナを配置して、衣類や寝具、書類、季節用品などの思い出の品を収納することができます。コンテナには蓋がついているものや透明なものを選ぶと、整理整頓がしやすくなります。
  • 引き出し付きのベッドを選ぶ:一部のベッドには、ベッドフレームの下に引き出しや収納スペースが付いているものがあります。これらのベッドを使うと、物の出し入れが簡単に出来ます。
  • ベッド上げ式のメカニズムを利用する:ベッドを上げることで、ベッドの下の空間を収納スペースとして使うことができるタイプのベッドもあります。このタイプのベッドを使うと、大型の思い出の品を収納するのに便利です。
  • DIYで棚や収納スペースを作る:必要に応じて、ベッドの下に棚や収納スペースをDIYで作ることもできます。ベッドフレームの下に取り付ける棚や引き出しを作ることで、収納スペースを自由にカスタマイズすることができます。

ベッドの下の収納スペースを活用することで、部屋をスッキリとさせながらも、使用頻度の低い思い出品を効率よく保管することができます。

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ただし、ベッドの下に収納するときは注意することもありますので、その点についても触れたいと思います。

ベッド下を収納スペースとして活用するときの注意点

  • 高さの確認: ベッド下の空間の高さはベッドによってまちまちです。あまりに低い空間だと、奥に入れた物が取り出せなくなってしまう事も有ります。そんな状況になってしまうと、重いベッドをわざわざ動かさなくてはいけません。もし、奥まで手が届かないようなベッドの場合は、ベッドの下に直接押し込むのではなく、取り出しやすい箱を用意してその中に入れてからしまうようにしましょう。
  • 清潔さの確保: ベッドの下は埃や湿気がたまりやすい場所です。そのため、収納する思い出の品はそのまましまうとホコリまみれになってしまいます。下手をすると変色したり虫食いの被害にあう可能性も有ります。埃や湿気対策としては、定期的に清掃することが重要です。
  • 重さと安全性: ベッドの下に収納する思い出の品がとてつもなく重いと、取り出す時に無理な体勢で力を出さなければいけないので腰や肩を傷めてしまう可能性があります。特にアルバムなどは重いし崩れやすいので出したい時にイライラしてしまうかもしれません。取り出す時のことも考えて収納するようにしましょう。
  • 整理整頓: ベッドの下の収納スペースも、定期的な整理整頓が必要です。次から次へと思い出の品を突っ込んでしまうと、もう奥には何が入っているのか分からなくなります。これでは、保管している意味も無くなってしまいます。

物入れの奥深く 

使用頻度が極端に低い思い出の品は物入れの奥深くに収納するのが良いでしょう。その時の注意点はこちら。

  • 頻繁に使わないものを収納する: 物入れの奥深くは、思い出の品を収納するのに適しています。あまり使わないものを奥にすることで、日常的に使用するものや緊急時に必要なものを、すぐに取り出せるようになるからです。日常生活の利便性を考えた収納位置にしましょう。
  • 軽いものを奥に: 思い出の品を物入れの奥深くに収納する場合でも、出来るだけ重いものよりも軽いものを奥に置くほうが安全です。重いものを奥に置いた場合、取り出しにくくなり、体の負担が多くなるからです。ただし重い物はに置きましょう。
  • ラベリング: 思い出の品をダンボール箱に詰めて物入れに収納する場合、必ず見える側面にラベリングしましょう。ラベルを貼ることで、必要なものを素早く見つけることがで、無駄に探し物をする手間が省けます。
  • 定期的な整理: 物入れの奥深くに収納したアイテムも、定期的な整理を行うことが重要です。定期的に物入れを空にして、不要なものを処分したり整理したりすることで、スペースを最大限に活用できます。その時は大切だと思ってしまっておいたものも、時間が経つとそれほど大切なものではないと思うこともあるからです。

これらのポイントを実践することで、物入れの奥深くに使わないものを効果的に収納し、整理整頓されたスペースを維持することで、家の中をキレイにしていきましょう。

床下 

どうしても収納が足りない場合は床下に収納することも出来ます。ただし、そもそも収納スペースではない床下にモノを置くことは注意しなければいけないことがあり、難易度は高いです。なるべく避けたいところですがどうしても収納がなければやむを得ないかもしれません。特に以下の点に注意しましょう。

  • 湿気対策: 床下は湿気がたまりやすい場所なので、湿気やカビ対策が重要です。湿気取り剤や防湿シートを使って湿気を吸収し、保管する思い出の品を保護しましょう。特に木製品や衣類は湿気に弱いので注意が必要です。
  • 収納ボックスの利用: 収納ボックスや収納コンテナを使用して、外気から守りましょう。床下の空間は基本的には外気と同じです。温度や湿度などで品物が傷むようなものは適切な保管場所ではありません。ボックスやコンテナを使うことで、害虫の侵入を防ぎ、保管する品物を保護しましょう。
  • 耐久性のある素材の選択: 床下の環境は変動しやすいため、保管するアイテムの素材を選ぶ際には耐久性を重視しましょう。特に長期間保管するものは、耐久性のある素材を選ぶことで、思い出の品の劣化や損傷を防ぐことができます。木製の箱は、白アリを呼んでしまう可能性があるので絶対にさけるべきです。
  • 定期的な点検と整理: 床下に保管したモノは目に見えないため、定期的な点検と整理が重要です。定期的に床下を点検し、保管しているアイテムの状態を確認しましょう。もし、カビが生えていたり、虫がわいていたら、その保管方法ではまずいということです。
  • 安全性の確保: 床下に保管する場合、地震や水害などの災害にあうリスクがあります。本当に大切なものは床下に保管しないようにしましょう。もしダメになってもあきらめられる物でないと後悔することになるかもしれません。

これらのポイントを考慮しながら、床下のスペースを活用しましょう。

天井裏

どんな建物にも天井点検口があります。そこを開ければ天井裏がのぞけるのですが、そのスペースを利用して収納する方法です。軽くて小さい物が少量であればそこに置けないこともありません。ただしもともと小屋裏収納として作られていないので、天井の強度は有りません。重いものは絶対に天井に載せないでください。最悪の場合、天井が抜けてしまいます。あくまでも軽くて小さい小物を数点置くにとどめるべきです。

とりあえず取っておけば一安心

残すか捨てるかの判断はめんどくさい

自分の物は自己責任で処分できますが、家族の物となると少し厄介です。自分ではもう要らないかなと思っていても、ほかの誰かは必要だと思っているかもしれません。そんなものを自分一人で勝手に処分してしまうと問題になります。そんな事態にならないように自分のもの以外を処分するときは慎重にならざるを得ません。でも、それが面倒な場合は責任逃れのためにとりあえず残しておくこともあるでしょう。そうすれば責任を追及されることもないので安心できます。

ただし、そんなものは自分には思い入れがないので、すぐに忘れてしまいます。さらにどこに保管しておくかという問題もあります。

捨てるか残すのか決められない場合、とりあえず取っておくことが一時的な解決策ですが、いずれは判断しなければいけません。その間、物の溜め込みで家の中が片付かないというデメリットも残ります。とりあえず取っておくとしても、あくまでも一時的に保管していることを忘れないようにしたいですよね。そのためのポイントをご紹介します。

物を捨てるか残すか決められない場合は、一時的な仮置きスペースを設けて、物をそこに置いておきます。このスペースには期限を設け、例えば1ヶ月後にはその物を再び見直すと決めることで、物を取っておくことが精神的に楽になります。

一時的な仮置きスペースは例えば、廊下や通路を利用します。いつも目につく場所に置くことでいずれ処分しなければいけない事を忘れないようにできます。ただし、他の部屋へのアクセスを妨げないように注意しましょう。

あくまでも、仮置き場なので、しっかりしまってはいけません。仮置き場をクローゼット内にすると、あっという間に忘れてしまいます。もし廊下や通路には置けなくて、クローゼットなど目に付かない場所に仮置きする場合は、本当に要注意です。次のような工夫をして忘れないようにしましょう。

  • ラベリングや整理: クローゼットや物置の一部に置かれた物には、ラベルやタグを付けるなどして、何がどこにあるのかを明確にします。また、定期的に仮置き場を整理し、物の配置を確認することで、物を忘れるリスクを減らすことができます。
  • 定期的なチェック: 仮置き場に置かれた物を定期的にチェックする習慣を身につけましょう。毎週や毎月、クローゼット内の仮置き場を見直し、必要な物や忘れている物がないかを確認します。
  • すぐ取れる場所に置く: 仮置き場をクローゼットの奥や上部に置くのではなく、すぐに取れる場所に置くようにします。クローゼットの入口付近や目につきやすい場所に置くことで、物を忘れるリスクを減らすことができます。
  • 仮置き場はあくまでも一時的なものとして利用する: 仮置き場を一時的なものと認識して利用し、物を保管する期間を限定することも考えましょう。仮置き場に置かれた物は、期限が来たら再度見直し、必要な物と不要な物を判断するようにします。

これらの方法を試してみて、クローゼット内を仮置き場にする場合は、慎重に扱い、一時保管していることを忘れるリスクを減らしましょう。

偶然発見することがほとんど

掃除の途中で思いがけない場所から思い出の品を見つけることは、しばしば感動的な体験です。その品物が過去の思い出や重要な出来事を思い起こさせる場合、その感動はさらに深まります。時には、その品物が失われていたと思っていたものであったり、長い間見失っていたものであったりする場合もあり、その再会は喜びに満ちた瞬間となることでしょう。掃除の作業がちょっとした旅になり、思い出の中を探索するような感覚になることもありますね。

偶然発見した思い出の品は、過去の出来事や経験を思い起こさせるきっかけとなります。その品物にまつわるエピソードや思い出を振り返りながら、昔話を楽しむことは非常に楽しいものです。家族や友人と一緒にその品物にまつわる思い出を共有したり、その品物を見つけた状況やその時の感情を振り返ったりすることで、より深い絆が生まれることもあります。昔話を通じて、過去の思い出を再確認し、新たな気づきや感情を共有することができる貴重な機会ですね。

特に子供の頃の思い出の品を発見すると、自分の子供時代や成長過程を振り返る機会となります。その品物を通じて、自分が子供の頃にどのような活動や興味を持っていたか、どんな風に遊んだり学んだりしていたかを思い出すことができます。

また、自分が子供の頃に大切にしていた品物が今自分の子供の手に渡っているということは、親としても感慨深いものがあります。その品物を通じて、時の流れや世代間のつながりを感じることができますし、自分の子供が同じような楽しみや興味を持っていることに喜びを感じることもあります。

さらに、子供の成長や発達を振り返ると、その過程で感じた様々な喜びや悩み、成長の喜びや切なさがより深く理解できることもあります。そのような感慨深い瞬間は、親子の絆をより深める貴重な体験となるでしょう。

恐る恐る開ける箱

ある日突然、物入れの奥深くから謎のダンボール箱が発見されることがあります。何が入っているか分からないダンボール箱はすこし恐怖を感じます。この箱は開けてもいいのだろうか?もし誰かが秘密に隠しておいたものだったらどうしようと思っちゃいます。

ダンボールを開けることが少し怖い気持ちにもなります。とはいえ、そのままにしておくわけにもいきません。そのダンボールに何が入っているのか分からないという状況は、不安や緊張を感じるものです。

まずは、冷静になってそのダンボールがどのようなものかを確認することが大切です。もしも中身が特に重要なものや秘密のものである可能性がある場合は、開封する前にそのダンボールに関する情報を確認することをお勧めします。例えば、家族にそのダンボールについて聞いてみる、またはダンボールの外側にメモやラベルがあるか確認することで、中身を予測する手がかりを得ることができます。

もしも誰かが秘密にしておきたいものであった場合でも、その理由や背景を尊重しながら、相手と対話をすることが大切です。開封した後にどのような顔をして話をすれば良いか不安であれば、自分の感情や考えを率直に伝えることが大切です。そして、相手の反応を理解し、適切に対応しましょう。

それが無理な場合は見なかったことにするしかありません。ダンボールの中身が特に重要なものや他人の秘密であり、開封することが適切でないと判断される場合は、そのダンボールを閉じて元の場所にそっと戻しましょう。

しかし、そのダンボールが何か重要なものである可能性もありますし、開封することが不可避である場合も考えられます。その場合、後日その内容に関して適切な形で話し合うことが必要になるかもしれません。

どのような選択をするにせよ、その状況に関して冷静に判断し、自分の行動に責任を持つことが大切です。そして、他人のプライバシーや秘密を尊重し、その場に相応しい形で対処することが重要です。

2,3箱なら宅配トランクルーム

思い出品の保管にコストをかける

どうしても捨てると後悔しそうな思い出の品は一時的に残しておく戦略も有りですが、そのあいだ家の中がごちゃごちゃして片付かないのも不便です。そこで一時的な物はコストをかけて保管するという方法があります。

保管にコストがかかる場合は、その品物が本当に必要であるかどうかをより深く考えざるを得なくなるでしょう。コストとは金銭的な面だけでなく、場所や手間、管理の必要性なども含まれます。

保管にかかるコストが高い場合、その品物が本当に価値があるかどうか、またはそれに関連する思い出や感情がどれだけ大切かを再評価することが重要です。必要のない品物や過去の思い出の品などは、捨てたり処分したりすることでコストを削減することができます。

ただし、深く考えもせず、コストがかかるからといって全ての品物を捨てるべきではありません。特に思い出の品や大切な記念品などは、その存在自体が人生における貴重なものであり、コスト以上の価値がある場合もあるからです。

ですから、保管にかかるコストを考慮しつつも、その品物が持つ価値や意味をしっかりと見極めることが重要です。必要のないものは処分し、本当に大切なものだけを保管することで、よりスマートな保管方法を見つけることができるでしょう。

例えば、トランクルームを借りるのも一つの方法です。

トランクルームはいくつかのメリットがあります。

  • 追加の収納スペース: 家の収納スペースが不足している場合、トランクルームを借りることで追加の収納スペースを確保することができます。季節用の衣類や家具、書類など、一時的に必要のないものを収納するのに便利です。
  • 安全性とセキュリティ: 一般的に、トランクルームは防犯対策がしっかりしており、盗難や破壊から物品を保護するためのセキュリティが整っています。また、一定の温度や湿度管理が行われている場合もあり、貴重品や敏感な物品を安全に保管することができます。
  • 柔軟性と便利さ: トランクルームを借りることで、必要なときに必要なだけのスペースを利用することができます。また、契約期間やスペースのサイズを選ぶことも可能であり、自分のニーズに合わせて柔軟に利用することができます。

これらのメリットから、トランクルームは収納や保管のニーズを解決するための便利な選択肢として広く利用されています。

逆にトランクルームにはデメリットもあります。

  • コスト: トランクルームを借りると、事務費用、月額の保管料などが必要です。長期間利用すればその分、負担が大きくなります。
  • その場所までいかなければいけない:トランクルームは、その場所まで自分で行かなければいけません。そのため、急な必要性や緊急時でも、時間に余裕がなければ、すぐに手元に置くことができないので不便です。
  • 物品の状態の管理: トランクルーム内の物品の管理や保管状態の確認を行う必要があります。借りるトランクルームによっては空調や湿度管理されていないものもあります。その場合は湿気やカビ、虫害などによる被害を防ぐために、定期的な点検や管理が必要です。
  • 物品の忘れ: トランクルームに物品を保管していると、その存在を忘れてしまうことがあります。必要な物品がトランクルームにあることを忘れてしまい、新たに購入してしまう可能性もあります。
  • 契約の解除や変更に伴う手続き: 契約を解除したり、保管スペースの変更をする場合、手続きや手数料がかかることがあります。また、契約の期間や条件に関する詳細な説明が必要となります。

これらのデメリットを考慮して、トランクルームを利用するかどうかを検討することが重要です。自分のニーズや予算に合った適切な選択をするために、事前に情報収集や比較検討を行うことが重要です。

トランクルームを借りるほど荷物が多く無い場合は宅配トランクを利用するのも一つの方法です。宅配トランクの場合、少量だと通常のトランクルームよりもコストは押さえられるでしょう。宅配トランクルームとはどんなトランクルームなのか簡単にご説明します。

宅配トランクルームは、通常のトランクルームとは異なり、物品の収納と保管を自宅から行うことができるサービスです。通常のトランクルームでは、自分で物品を運んで施設内の倉庫に保管する必要がありますが、宅配トランクルームでは、荷物を自宅に配送し、専用の保管ボックスに収納してそのまま保管します。

具体的には、宅配トランクルームサービスを利用する場合、以下のような手順になります。

  1. 申し込み: オンラインや電話で宅配トランクルームサービスに申し込みます。利用する期間や必要なダンボール箱のサイズなどを選択します。
  2. 荷物の受け取り: サービスプロバイダーが指定した日時に、荷物の受け取りが行われます。自宅に配送業者が訪れ、専用のダンボール箱に荷物を詰めて収納します。
  3. 保管: 荷物が保管される専用のダンボール箱は、保管施設に移送されます。ここで荷物は安全に保管され、必要な場合にはいつでも配送してもらうことができます。
  4. 返却: 保管した物品が必要になった場合、オンラインで返却のリクエストを行います。指定した日時に荷物が自宅に配送されます。

宅配トランクルームは、自宅に不要な物品を保管したい場合や、引っ越しや一時的な収納が必要な場合に便利です。自宅から物品の収納と保管ができるため、移動や運搬の手間を省くことができます。

このように、少量の保管物、段ボール数箱程度であれば、宅配トランクルームに預けるのは合理的です。

一時的な保管場所

自宅に保管している物はコストがかからないのでいつまでたっても捨てるか残すかの判断は先延ばしできます。それに引き換えコストを掛けた保管であれば、いずれもったいない気持ちも湧いてくるでしょうし、お金を払い続けている間は所有していることを認識させられますので、永久保存にもなりません。無理に捨てて後悔しなくて済むし、忘れることも無いトランクルームは絶好の一時保管場所として機能します。最終的に処分することが分かっていても持ちづづけたい気持ちが少しでも残っている間はトランクルームに預けるのも一つの妥協案です。これで思い出の品を捨てて後悔するかもという精神的なプレッシャーも無くなります。

いつ、処分する?

なかなか処分できない思い出の品ですが、実は処分する絶好のタイミングが何回か訪れます。その時に判断するというのが気持ちもスッキリしていて、いいのでは無いでしょうか。そのタイミングをご紹介します。

孫が興味を持つ年頃になったとき

思い出の品を孫に渡すことで喜ぶ子供もいます。これは、その所有物が彼らにとって特別な意味を持つ場合や、祖父母からの贈り物として受け取ることで家族の絆や愛情を感じるからです。

また、古い家具や時計など、家族の歴史や伝統を感じさせるものであれば、特に価値を感じることがあります。アンティークやヴィンテージのアイテムは、多くの人々にとってノスタルジックな感情を呼び起こします。

これらのアイテムは過去の時代や文化を思い起こさせ、家族の歴史や伝統につながりを感じます。特に祖父母や両親から受け継がれたものであれば、その価値はさらに高まります。そのため、孫がこれらのアンティーク品を受け継ぐことで、家族の歴史や絆を感じることができ、喜びを感じるでしょう。

ただし、すべての子供が同じように喜ぶとは限りません。家族や個々の関係によって異なります。無理に渡して「これあげる、要らなければ捨ててもいいよ」と処分の責任逃れのような渡し方は良くありません。あくまでも孫が興味を持つかどうかを判断基準にして譲るようにしましょう。

流行は繰り返す

昔流行った服は流行が過ぎると途端にダサくて着れなくなってしまいます。当時は欲しくて買った服で捨てるのも忍びない。そんな流行遅れの服はそっとタンスの奥にしまわれてしまうことが多いのです。

ところがです。昔流行った服が再度脚光を浴びる時代が来ることもあります。そこが手放すチャンス。自分で着てもいいのですが、昔の服はいわゆる本物で現代に作られたレプリカとは違う重みがあるのです。そんな服を求めている人はきっといます。そんな人にまた着てもらえるなら、思い出の品でも喜んで譲ろうと思いますよね。

タンスに入れっぱなしなんてもったいない。再び新しい所有者によってその物が活躍できるのであれば嬉しい事です。

最後はあっさりしたもの

価値観の変化: 所有物が大切だと思っていた時期と現在の自分の価値観や関心が異なっている場合、その所有物への執着が薄れてしまうことがあります。人は成長し変化するもので、以前は大切に感じていたものが今はそれほど重要ではなくなることがあります。それが手放すことでよりはっきりと分かるのです。

物質的な価値よりも思い出や経験の価値を重視する: 思い出の品に対する愛着は、その物品自体の特性だけでなく、その物品と結びついている思い出や経験にも影響されます。手放した物に関連する思い出や経験がそれほど重要ではなくなった場合、その思い出の品を手放しても後悔しないことが多いのです。例えば推しのアイドルグッズなどがいい例ですが、その時はせっせと貢いでいたのに、そのアイドルに興味が無くなった瞬間、今まで集めていたアイテムが全部ゴミのように感じるのです。

手放すことで新たな可能性や自由を感じる: 思い出の品を手放すことで、新たな空間や機会が生まれます。これにより、手放したものにこだわらずに将来へ向けて前進することができ、後悔や落ち込みを感じないことがあります。

他の価値あるものと交換できた場合: 古い思い出の品を手放した際に、最近出来た思い出の品が手に入った時は、満足度が増え後悔や落ち込みを感じないことがあります。例えば、旅行先のお土産なんかがいい例です。最近言った旅行先で購入したお土産の方が満足度が高いと思いませんか。物質的な価値だけでなく、昔のお土産を処分して最近行った旅行先のお土産を飾るほうが自分にとってより意義のあるものと感じれば、手放すことに対する後悔は軽減されるでしょう。

まとめ

思い出の品を処分して後悔するかしないかは個々の思い出によります。

処分したくても、なんだか気になる物ならば、無理に処分せず一時的に保管するという方法も良いでしょう。

いずれは、自分、又は他人が処分することにはなるのでしょうが、その時は出来るだけ気持ちよく『さよなら』したいですよね。